レビュー復刻にあたって

当ページで取り上げているソフト「電子書籍作成」は、私(管理人)が自分で購入したものではありません。

私は以前、「電子書籍に関する動向をチェックする」(http://digital-book.sublimeblog.net/)というブログを運営しており、その中で2011年2月末に、「デネット」社様からモニターキャンペーンとして、「電子書籍作成」の提供とレビュー掲載の依頼をいただきました。

そのご依頼をお受けして、頂いたソフトを実際に使い、ブログにレビュー記事を掲載していましたが、2014年7月15日にブログサービスが閉鎖され、私のブログもそのまま消滅しました。

今回は2015年1月に、場所(サイト)をここに代えて、その記事を改めて掲載するものです。

読みやすくするため、多少の手直しをしている(冗長な部分の削除、表現の変更など)一方で、基本的な内容は変えておらず、現在では不足な部分(アップデート情報の未チェック等)もありますが、手間の都合と、ブログに初掲載した当時の記録的な意味も込めているので、ご了承ください。

また、当時ご好意をいただいたデネット社様と担当者(T様)に、ここで改めて感謝を申し上げます。


※メーカー様のサイト:

  • 電子書籍作成
    http://www.de-net.com/products/ebook/


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パッケージをチェック

今回はデネット社の方から機会をいただいたので、以前当ブログ(※「電子書籍に関する動向をチェックする」、現在閉鎖済み)で取り上げたEPUB電子書籍の作成ソフト「電子書籍作成」をレビューします。

※レビューするソフトは、デネット社様から発売前(2011年2月末)に送っていただいたものです。


「電子書籍作成」のパッケージ表側

パッケージの表面は、白地に黒のシンプルなデザイン。


表面を開く

この表面は、本の表紙のようにパカッと開き、中ではソフトの詳しい特徴が紹介されています。

電子書籍の作成事例としては

  • 「企画書・プレゼン資料」
  • 「資料テキスト」
  • 「カタログマニュアル」
  • 「料理のレシピ本」
の写真が掲載されており、これを見る限りでは、ビジネスや実用向け書籍の作成向け、という印象です。

一方で、このソフトで作成できるEPUB電子書籍は、現時点(※2011年3月)では縦書きには対応しておらず、小説などの作成はあまり想定されていないように感じます。


パッケージの裏面

パッケージの裏面も、同様の製品紹介になっています。

ちなみに、右下のバーコード部分には「サンプル」のシールが上から貼られているので、実際の製品は写真のものとは異なる部可能性があります。(※管理人は未確認)


パッケージの背

パッケージの背。

白地に黒ゴシック体の文字というシンプルさは、如何にも「書籍の作成ソフト」らしいイメージだと思います。


パッケージの底面

パッケージの底面。

ここは文字が小さいですが、

  • 対応OS
  • HDDの必要な空き容量
など、動作環境についての詳細が記載されているので、店頭で購入する場合には、良くチェック・確認する必要があると思います。


パッケージの上面

パッケージの上面。

右下に小さい字で、開封後の商品に関する注意事項(返品・交換の条件など)が記載されています。


パッケージを開封

パッケージを開けると、まずダンボール製の中箱が出てきます。


中箱

中箱は、無地のシンプルなダンボール製。


中箱を開ける

その中箱を開けると、CD-ROMと説明書が入っていました。

ただ今回のサンプル品では、CDケースは特に固定されておらず、箱を傾けると中でCDケースがカタンカタンと動きまくります。

ダンボールの中箱がある程度クッションになるので、通販で注文する場合でも、輸送中に破損することは無いとは思います・・・が、正直ちょっと不安は感じます。(※製品版がどうなのかは不明)

今回のレビュー品については、全く問題ありませんでした。


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CDロムと説明書

CD-ROMと説明書

CD-ROMと説明書を並べたところ。

説明書の表紙には「シリアルナンバー」のシールが貼付されており、これがインターネット経由でのアップデート等を行う際に、必要になるとのことです。
(※写真ではモザイクをかけてあります)

ちなみに今回の説明書には他に、外箱と同様の「サンプル」のシールも貼られています。


説明書の目次

説明書の目次。

パッケージの記載内容からも感じていましたが、機能自体は、かなりシンプルに絞られている印象です。


説明書の中身01

電子書籍の作成方法を解説しているページの一部。

内容は見やすく、読んでいて理解しやすいものです。


説明書の中身02

こちらは「応用」編の解説部分。

このソフトでは、HTMLタグをソースに直接挿入することで、

  • 行間の調整
  • テキストの(画像周囲での)回りこみ
等を行うことが可能になっています。

この点はウェブサイトの作成と全く同じであり、電子書籍の作成ソフトで出くわしたのは非常に意外でしたが、そもそもEPUB自体がXHTMLをベースにしているそうなので、その意味では当然の機能かもしれません。

とりあえず、HTMLを手打ちでいじることが多い私としては、表示の微調整が可能ということで、なかなか面白そうだとも感じたものです。


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ソフトを使ってみた

このソフトの対応OSはWindowsXP以降ですが、私はちょうど使っているPC(日立のデスクトップ「FROLA DG330W」)にXP Professionalを入れた直後だったので、問題無くインストールできました。

ちなみにインストール時には、「Microsoft .NET Framework 4」も同時にインストールされており、私の環境では計数十分(30分程度?)はかかったと記憶しています。


「電子書籍作成」の画面

起動後の通常画面は

  • ページ一覧表示」(左上)
  • 画像フォルダ表示」(左下)
  • プレビュー&編集エリア」(右側の一番大きいエリア)
と、大きく3つのエリアに分かれています。

使用方法は、基本的には「ページ一覧表示」で任意のページを作成し、「プレビュー&編集エリア」でテキスト入力や表示の装飾を行います。

利用できる機能には、例えば次のようなものがあります。

  • ファイルの操作:
    ページの名前やファイル名の変更、ファイルの追加や削除は、「ページ一覧表示」の箇所で、いつでも行うことができます。
  • テキスト表示の変更:
    ツールバー(「プレビュー&編集エリア」の上)の各アイコンを押すことで、同エリア内のテキスト表示をいろいろと変更することができます。
  • 画像の挿入:
    「画像フォルダ表示」に(ファイル選択を行って)表示させた画像を、「プレビュー&編集エリア」内の任意の場所に挿入できます。
    画像のサイズは、挿入後に自由に変更可能です。

画面・編集メニュー

これは、メニューバー「編集」のメニューを表示させたところ。

このメニューには、画面内のボタン等の機能が一括してまとめられています。

とはいえ、そもそもソフトの機能が絞られているので、このメニュー表示も意外にシンプルで判りやすく、使用時に迷うことは少ないと思います。


フォントの選択

これはテキストのフォント選択表示。

説明書によると、使用しているパソコンにインストールされているフォントが使用できますが、書籍の閲覧時にちゃんと再現されるかどうかは、閲覧側の環境によるとのことです。


フォントカラーの選択

これはフォントカラーの選択表示で、6×8=48色から選択できます。


「コードビューエリア」を表示

メニューバーの「表示」からは、HTMLソースを表示する「コードビューエリア」の有無を切り替えることができます。

これは「プレビュー&編集エリア」の下に表示されますが、片方のエリアの内容を変更した後に、もう一方のエリアの中をクリックすることで、そのエリアにも変更内容が反映されます。(※リアルタイムで反映されるわけではない)

この「コードビューエリア」でHTMLソースをいじることで、通常のメニューでは行えない

  • 「行間の調整」
  • 「(画像周囲での)テキストの回り込み」
  • 「区切り線の挿入」
  • 「取り消し線の表示」
等を行うことが可能です。

ただしソフトの説明書では、上記の項目について最低限の説明・事例が掲載されているだけなので、実際に利用するには、HTMLに関する知識がある程度必要になります。

ちなみに私が試した限りでは、説明書には掲載されていない「文字の上付き・下付き」や「ルビ表示」も行えました。


・・・ということで、表示・編集をいろいろ試してみた結果を、EPUB形式のファイルにまとめてみました。

ちなみに注意すべき点として、ソフトで直接編集するファイルはEPUB形式ではなく、拡張子「.ebook」のファイルになっています。
EPUBファイルは、メニューバーの「ファイル」からメニューを選択することで作成されます。

また作成した電子書籍で、各ページのファイル名(ツールバーの上に表示される)に全角日本語が入っていると、FireFoxのアドオン「EPUBReader」では「ページのファイル名が不正」と出て、閲覧することができなかったので、この点も注意が必要だと思います。
(※当ページの作成時点(2015年1月現在)でどうなっているかは、確認していません。)

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使用感

実際に使用してみると、(事前のイメージと違って)ソフトの機能自体がかなり絞られているため、あまり迷うことなく電子書籍の作成が行えました。

分かりやすいデザインのパッケージを含めて、この製品は、シンプルな機能による使い易さを志向している印象です。

ただし機能がシンプルとはいえ、HTMLタグ編集を含めて丁寧に使いこなしていくことで、多彩な表現も行えるものと思います。

一方で今回は、次のような難点も感じました。

  • 「画像フォルダ表示」への表示のための選択では、複数のファイルを一度に選択できない。
    (1ファイルずつの選択・表示が必要)
  • よく使うはずの機能である
    • 行間の調整
    • 画像周囲でのテキストの回り込み
    はメニューに用意されておらず、HTMLソースを直接変更する必要がある。
  • 本文内に挿入した画像ファイルのサイズを変更する際、画像の縦横比を自動で維持したままサイズを変更することができない。
    (画像の周囲に表示される「□」マークを目印に、目で見当をつけて縦横比を保つ必要がある)
  • 「コードビューエリア」でHTMLソースに変更を加えた後、「プレビュー&編集エリア」の中をクリックする(同エリアに変更を反映させる)と、表示が自動的にページの頭に戻ってしまう。
  • セーブ時にフリーズしてしまうことがしばしばある。
    (画像の挿入枚数が多いページでのセーブ操作時など)

このソフトはインターネット経由でアップデートが提供されるとのことなので、今後各所が改善され、シンプルさはそのままに、使いやすさが向上していくことを期待したいです。

加えて、EPUBでは近いうちに日本語への正式対応(縦書き表示、禁則処理など)が予定されているとのことなので(※2011年3月時点)、作成できる電子書籍の幅を広げる意味で、そちらへの対応にも強く期待したいところです。


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更新履歴

  • 2015/1/10Sat:作成・アップロード

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