購入の背景

2012年3月初め頃にネットのニュース記事(Kotaku Japan)で、PCエンジン版「イースI・II」の制作に携わった方による同人誌の電子版が販売されていることを知りました。

私自身は中学〜高校時代にPCエンジンでよく遊んでおり、同人誌の著者の方についても、専門誌(確か「マルカツPCエンジン」)上で良く名前や記事を拝見していた記憶があります。
(特に、開発中の「天外魔境U」の記事が花盛りだったときが印象強い)

当時は「イースI・II」も良くプレイしていたので、今回の同人誌に強く興味を持ち、著者の方のブログ(Colorful Pieces of Game)で「立読み版」を読んでみたところ、昔にPCエンジン専門誌を毎月飽きるまで読んでいたときの感覚が思い起こされ、「これは買って読まなければならない」と、直ちに購入することにしました。


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「Gumroad」で購入

「Gumroad」の販売ページ

最初は日本のサイト「Ameroad」で購入しようと思いましたが、以前に利用経験のある「Paypal」が、何故かTwitterのアカウントが無いと利用できないようだったので断念。

そのため、海外サイトの「Gumroad」で購入することにしました。

右写真の画面で「欲しい!」のリンクをクリックすると、クレジットカード情報(氏名、カード番号、有効期限など)の入力画面になります。(※該当画面はキャプチャーし忘れました)


購入手続き完了

正直、最初はクレジットカード情報を入力するのに不安を感じましたが、「多分大丈夫だろう」と思い切って手続きを完了。

手続き後は直ぐにリンクが表示され、電子書籍(PDF形式)を閲覧・ダウンロードできる状態になりました。


ブラウザで電子書籍を表示

リンクをクリックすると、ブラウザでAdobe Readerが開き、電子書籍を閲覧できます。

(もちろん保存も可能)


購入通知の電子メール

購入手続き後は通知の電子メールが送信され、このメールにも商品のダウンロードリンクが掲載されています。

私はGumroadについては名前を聞いたことがある程度でしたが、サイトや電子メールの文面から個人のクリエイターを支援しようという姿勢が伺え、親しみやすさと魅力を感じました。


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Androidタブレット「ZiiO 10」で閲覧

「ZiiO 10」で表示

今回はまず、Androidタブレット機「ZiiO(10インチ画面)」で読むことにしました。

右写真はAdobe Readerで表紙を表示させたところ。

流石に10インチ画面だと、大きくて見やすいです。


本文を表示

本文を表示。

本書はiPod touchの画面でも読めるように考慮されているとのことで、フォントサイズは大きめになっています。


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電子書籍リーダー「kindle2」で閲覧

「kindle2」で表示

文字サイズがかなり大きめなので、電子書籍リーダー「kindle2」にも試しに入れてみました。

表示部がモノクロの電子ペーパーなので、勿論カラー部分は再現されません。

しかし「ZiiO 10」での表示と比べると、電子ペーパーならではの画面の見やすさ・フォントの美しさに加え、上下左右のマージンも非常に読みやすい幅で表示されました。

ページ毎の表示切替と合わせて、これは文字通りの「電子書籍」という感触です。

(正直、最近は「kindle2」を使うことがめっきり減っていたが、改めて見直した)


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読んだ感想

ページ数は約270pとかなりのボリュームですが、文字が大きいので1ページあたりの文章の量は多くなく、サクサクと読み進められました。


内容的には、PCエンジンCD-ROM2屈指の名作の1本である「イースI・II」制作当時の状況が、その真っ只中にいた著者ならではの視点から赤裸々に描かれており、読むだけでも制作に携わった方々の熱気・情熱が伝わってくるようでした。

特に、PC版では別々に発売されていた「I・II」の一本化移植にあたるシナリオやゲームバランスの細やかな見直し等、当時の具体的な取り組みが詳しく書かれており、1本の「ゲーム作品」に注ぎ込まれたエネルギーの大きさが感じられ、当時に単なる1プレイヤーとして何回も作品を楽しんだ自分の記憶・感覚も鮮やかに蘇り、読後には非常に心地良い懐かしさがありました。

個人的には、PCエンジンの後にセガサターンを購入して計20本ほどゲームをプレイしたものの、作りの丁寧さ(操作の快適さ等)において、PCエンジンのハドソン作品を超えていると感じたものは非常に少なかった記憶がありますが、ハードの性能に依らないあの質の高さが、このような地に足の着いた妥協の無い(非常に泥臭い)取り組みから生まれていたことには、強く納得・安心するものがあります。


また本書の終わりのほうでは

  • 「エイリアンクラッシュ」
  • 「魔境伝説」
  • 「ブレイクイン」
  • 「大魔界村」
  • 「鏡の国のレジェンド」
  • 「魔神英雄伝ワタル」
  • 「パワーリーグ」
  • 「定吉七番」
  • 「ファイティング・ストリート」
  • 「No・Ri・Ko」
  • 「あっぱれゲートボール」
  • 「ビックリマン大事界」
  • 「ネクタリス」
  • 「ダンジョンエクスプローラー」
  • 「コブラ 黒竜王の伝説」
  • 「パワーゴルフ」
  • 「天外魔境 ZIRIA」
  • 「ガンヘッド」
  • 「ワンダーボーイV モンスター・レアー」
  • 「スーパー桃太郎電鉄」
  • 「ドラえもん 迷宮大作戦」
  • 「ニュートピア」
  • 「ぎゅわんぶらあ自己中心派 激闘36雀士」
  • 「バトルエース」
  • 「PC原人」
  • 「うる星やつら Stay sith you」
  • 「スーパースターソルジャー」

と、著者の方が「イースI・II」以外にテストプレイ等で携わった多くのPCエンジン用ソフトについても舞台裏が書かれており、「あのソフトにハドソンが関わっていたのか」等、短いながらも(各作品1〜2ページ程度)非常に興味深い内容でした。

約20年前の当時にPCエンジンに親しんでいた方にとっては、当時の空気を感じることの出来る貴重な書籍だと思います。


※PCエンジン版「イース1・2」を検索:


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